日本一高いお山に登ってきたお話 190907

はい。この度、運動不足の体にムチを打って日本一高いお山「富士山」に登ってきたお話でござんす。(それにしても久しぶりの更新だ)

2018年の5月頃に静岡県の由比にある薩埵峠(さったとうげ)から撮った写真♪

これから、あの山に登るのである…(登れる自信がない)

さ~それでは始まり始まり~(*^_^*)

実は今回の登山なんですけど、2018年頃に柔道の恩師から「富士山でも登らない?」という話になり、悪天候で延期した関係で年を跨いでやっと登ることになった訳でありました♪

今回も須走ルートから登りますよ♪

そんなわけで時は2019年9月7日の早朝…

「僕にとって山を登るのは酷く苦痛な事である。1ヶ月…いや1年も前から今日この日が来るのをどんなに拒んだことか…」

その時だ。ふと顔を上げると、側の女性がこう言い放った。

「あなた。髪の毛が無いわよ。」

「そうだ。恐れるものは何もない。」

重たい体を引きずり日焼け止めを塗り忘れた頭上を輝かせ、護送車に(シャトルバス)押し込まれた僕らは登山口まで運搬されるのであった。

あ、ラリってるわけじゃございません。最近見つけたハッシュタグ #村上春樹で語る育児 が面白かったので小説風に書いてみただけです。

https://www.danshihack.com/2019/09/01/junp/murakami-haruki-ikuji.html

ちなみに午前5時発、始発のシャトルバスに乗ろうと4時50分頃からチケットを買うため並びましたが、すでに50人以上並んでおり満車になってしまったため、始発のシャトルバスには乗れず6時のシャトルバスに乗車いたしました(泣)

↑300mmの望遠レンズで撮ってみた写真。これからあそこに登るのか…( ゚д゚)

それにしてもキレイな赤富士ですこと。きっと山頂では最高のご来光が拝めているに違いない。(台風前なので、お空がとてもキレイ♪)

今回の富士登山は

の望遠レンズと

の広角レンズを持っていきました♪

(でも、一眼レフのカメラ本体にレンズ2本は重たすぎて後々、地獄を見る羽目になったのだ…)

「何度でも繰り返すのよ私達」

冷たいコンクリートの上で僕らはあの山の彼方を見つめた。

「何度でも?」

「そう何度でも。あなたの中の私が満足するまであなたは登り続ければならないの。」

僕はやれやれとストックを持つ。

地獄の登山4本目、本日も開催だ。

小説風に書き記すと頭の異常さ滲み出てしまいますね!!

と、そんなことはさておき、歩き始めて途中の見晴らしの良いところで撮った写真。

まだ新六合目の長田山荘に手前だったと思う。

ここで既に絶景なんですよね♪

※今回の写真は殆どが自分好みの色合いで現像してます(簡単に言いますと青空がより青々とするようにパソコンソフトを用いて編集しているってこと)

運がいいと鹿と遭遇することもあります。(じゃなくて本当に良かった!)

この写真は2015年に登った時のものですよん♪

今回、ご同行いただいた鬼教官 私の恩師でございます。

中学時代、柔道を通してたくさんご指導していただきました。

こんなふざけたことを書きましたが、今回の登山では砂走りの途中でヘロヘロになった自分の代わりに、なんと自分のリュックを背負って下山してくださいました。本当にありがとうございます。

(っていうか、下山途中で疲れているはずなのに自分の分まで荷物を背負ってくださるなんて本当にスゴイと思う。「鉄人」という言葉がピッタリです。)

これは2015年に登った時の荷物。

今回もこの食料を除いた程度の量を背負って登ってました( ゚д゚)

それにしてもあの当時、なんで頂上で卵焼きを食べようと思ったのか自分でもよくわからない…( ゚д゚)

富士山のトイレは場所によって1回200円から500円なのだ!

ちなみに上に上がるほど高くなるというかというとそうでもなく、登山口でトイレを済まして(200円)次にトイレに行きたくなるこの山小屋では500円。

んでもってその次の山小屋は200円、頂上は300円だったりする。

小銭はたくさん持っていきましょう。

ところで10月から消費税も10%になるけど、トイレの使用料も値上げするのかな?(←発想がゲスい自分)

僕は思わず呟いた。

「登りたくないわ。だって焼けてしまうでしょう(頭上が)」

薄ら笑いをした彼女がこう口を開いた

「手遅れよ」

そう。何もかもが手遅れだったのだ。

ゴールは見えているけど、果てしなく遠い。

あのさきっちょに辿り着くのは何時間後になるのかな(笑)

休憩の度に、ウエハースを頂きながら登る登山です。

恩師の弟さんの娘さんが某ウエハース工場に勤務しており「もうウエハースの匂いを嗅ぐのもイヤ!」との事ですが、わたくし的にはウエハースのおかげで登れているようなもんです。

しかもですよ!このウエハース。コラーゲンもたっぷり入っているとのことです。

もうお肌がスベスベ!(※頭上は食べる前からスベスベである。)

35mmで撮ってみた。

山中湖が写っている。上から見るとあんな感じに見えるんだ♪

そういえば、前回か前々回に登った時は歌手の長渕剛さんが「ふもとっぱら」のキャンプ場を借り切ってライブをする関係で、そのリハをしていたのかな?麓からウーファーの重低音がズンズン響いていた覚えがある。

あったあった。その時のまとめサイト 「ありのままに長渕剛オールナイトライヴ富士山麓ふもとっぱら現場で起こったことを話すぜ! 」
https://togetter.com/li/864407

4年経った今でも俺は富士山に登っているぜ!セイッ!!(意味不明)

望遠レンズで寄ってみた。

なんか仙人とか神様になった気分。

雲よりも高いところにいるよ~♪

アレが噂の砂走り。数時間後には自分達もあそこを歩いているはず…

砂走りでは足が砂利など砂の中に沈んでしまうためスパッツが必需品となりますよ!

初めて登った時はスニーカーにスパッツ無しで砂走りに突入したもんだから大変な目にあったのよ(泣)

頭上から声がした。

「前向きに行け」

笑う度にシワを寄せ、年輪のように、その人生を積み重ねてきた彼が言う。だが、その言葉を遮り私の喉元がこう言い放った。

「たまには後ろを振り返って行くことも大切さ」

そう、私の筋肉が悲鳴を上げていたのだ。

「もう限界…」

僕は後ろを振り返らずにはいられなかった(筋肉の断末魔)

※自身の体験談より

モザイクを掛けてるけど、このパーティの方々は本当にいい笑顔をしていた。

写真としても良いものになったよ!

そんな中、私は死んだ魚のような虚ろな目をして登っておりましたが(笑)

コレ、富士山ホテルの手前だったと思うけど、意外や意外、標高が3,000メートル前後のこの辺りに高山植物が咲いていた。

こんなところでも草は生えるんだな~

で、9月に入ってからの登山なので思いの外、混んでいない。きっとハイシーズンの山の日辺りは渋滞していると思われる。

そんな中、7合目の太陽館で怪我をして歩けなくなった中国人らしき方がおり、登場した防災ヘリ。

台風が迫ってきており、強風の中の救助作業。

風が収まるのを待ちつつ何度も旋回して救助作業に当たっていた。

見ている分には「カッコいい!」という一言だけだけど、本当に命懸けでの作業なのよ。

この状況の中、側で見ていたからよく分かる。

だから尚の事、登山する際はしっかりとした装備、事前準備をお願いしたい。足首を保護しない靴だったり、山をナメた服装だったり…それは有り得ないと思う。

あ、あとしっかりとした体力作りもだわ。(これは自分にも言えました。ごめんなさい)

「北風と太陽って知ってる?」

知ってか知らずか、騙すような、いや、試すような表情で聞いてきた。

「うんうん。手っ取り早く乱暴に物事を片付けてしまおうとするよりも、ゆっくり着実に行う方が、最終的に大きな効果を得ることができるってことだろ?」

太陽は時間を掛けて僕らのお肌を攻め立てていたのだ。(特に頭上)

それにしても絶景ですこと。

こんな景色を眺めていると心が寛容になる気がする。

少し大きな紙飛行機を飛ばしたら麓の街まで飛んでいかないかな?

んで、紙飛行機には「助けてください。お金に困っています。1000万ほど融資してください。富士山より。口座番号は✗✗✗✗✗」とか書いて(笑)

あれ?途中までいいお話になりそうだったのに急にゲスい展開になったぞ( ゚д゚)

なんか時間を追うごとに雲が増えてきた気がする。

そりゃあ台風15号が近付いて来ている状況だしね。

余談ですが、下山途中、翌朝は嵐の予報なのに(実際は天気予報が外れて良い天気だったが)外国人登山者が次から次に登って行っていたのは驚いた。

考え方が違うとはいえ、外人のタフさ行動力の勢いは凄いわ。怖いもん無しやん( ゚д゚)

相模湾まで見えてる♪

小田原、平塚、鎌倉まで見えるんだ~(*^_^*)

本当に一番いい条件で登山ができて幸せ♪

と、下山してこの記事を書きながら思いますが、この時この状況では、そんな事を考えている余裕すら無かったっす(笑)

そんなわけで…

ついにキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

※写真は2015年のもの。今回は疲れ過ぎて写真を取る余裕も無かった。

再び、ここに来ることができたよ!!

うちの田舎にも世界一の狛犬と呼ばれる置物がありますが、この狛犬は日本一高い場所にある狛犬なんじゃないかと思う(実際は浅間神社へは行ってないので、この狛犬が日本一高いところにある狛犬かどうかは不明)

頂上から広角レンズで撮ってみた♪

自分でも信じられないけど、とりあえず登ってきたんだな(笑)

さ~頂上まで来たことだしお昼ごはんを食べるで~!!

「豚汁 800円なり」( ゚д゚)

富士山価格なのでしょうがない。嫌なら食べなければいいだけの話。

が、ここで緊急事態発生。この山小屋、翌日で今シーズンの営業は終了&翌日は台風の影響を加味してか物資を上げていないようで、売っているのが豚汁とおしるこ、コーヒーのみ( ゚д゚)

しょうがないので豚汁を注文した次第であります。※今回はお昼ごはんを持ってきていない…

せっかくなんで記念撮影♪

私、変顔をして撮ってもらったせいか、目の前の外国人登山者の方が私を見て吹き出していました。

ごめんなさいごめんなさい。本当の日本人は真面目で勤勉な民族ですよ。(※多少語弊がありますが、私の場合は日本生まれ&日本育ちの在日韓国人2世となります。)

でも前回、登山して思ったんだけど、日本人て町中でも山の上でも他人とは目が合うと目をそらす傾向があるけど、外国人の方々は登山中に目が合うとニコッとしてくれたり、「Hi」と笑顔で声を掛けてくれたりなんか見習わなければいけないなと思うことが何度もあった。

民族性の違いや文化の違いがあるとはいえ、すごく大切なことだと思う。

今回は遭遇しなかったけど、荷揚げのブルドーザーも元気に登っています♪

緊急時には人間も降ろしたりすることがあるみたい。

2015年に登った時は何故か日本一高い場所でカップラーメンや卵焼きを食べるという意味不明なことをしていた。

ちょっと自分でもよくわからない( ゚д゚)

日が陰ってくるとこんな影富士も拝めますよ♪※これも2015年頃のもの。今回も見れたけど疲れすぎてカメラを出す余裕もなかった(泣)

武○士で金を借りる前に、この影富士を拝むべし!(意味不明)

そんなこんなで砂走りを経て、なんとか18時45分のシャトルバスに乗車し、下山した次第でありました。

情けない話ですが、体力的には限界に達し、それを見兼ねた恩師が「もう十分頑張った。」と仰っしゃり途中で自分の荷物を持ってくださりました。そして、そのおかげでなんとかシャトルバスに間に合ったと思います。本当にありがとうございました。

「もう十分頑張った。」この一言は一生忘れないと思う。

その後は三島でビジネスホテルを取って1泊し翌朝、観光をしてきたのでありました♪

ちなみに過去3回富士山へ登りましたが、1回目は登山後に入浴をしガストで宴会~夜を明かす。2回目は登山後に入浴をしキャンプ場で野宿。3回目登山後に入浴をし、そのまま自宅に戻る。というイカれたことばかりしてきましたが、ホテルでふかふかのベッド寝て帰るのは疲れもしっかりと取れて最高に良かったのであります(笑)

そして、翌朝…

柿田川公園にやってまいりましたよ!

https://www.jalan.net/kankou/spt_22341ah3330042495/

清水町にある水が湧き出ている不思議な公園(静岡市清水区じゃなくて清水町ね。)

沼津や熱海まで水道水を供給しているみたい♪

本当に水が綺麗(*^_^*)

ここらへんて地層が溶岩だったりするので、何万年もかけて富士山の雪解け水などが地層を伝って流れ出るみたい。

ミネラルも豊富そうだし、コーヒー大好きな自分としては、この水でコーヒーを飲んでみたい(*^_^*)

公園内には第一展望台と第二展望台があって、その付近で水が湧き出ているのが見えるのよ♪

自然が豊かで家族連れで行っても楽しめそうな公園ですよ(*^_^*)

で、第一展望台にいたらカワセミがいた。

って生まれて初めて生のカワセミを見ることができて大感激。

でも300mmのレンズでは思うように寄れなかった(泣)

多分、600mmのレンズにテレコンバーターを付けて1200mmくらいにすればかなり寄れると思う(現実問題、そこまでレンズに投資できない)

で、最後は田子の浦港で男二人仲良く、海を眺めながらしらす丼を食べて帰路についた次第でありました♪

写真はありませんが、田子の浦漁港で海を眺めながら食べる海鮮丼は最高に良いものでしたよ!(来年は生しらす丼を食べましょうね~)

ちなみに帰りの道中、生まれて初めて自走しているカウンタックを見て感激したとこ。本当に走っているんだ( ゚д゚)

http://tagonoura-gyokyo.jp/modules/news2/

そんなわけで、富士山登山のお話でございました。

登山のログもガーミンで記録してみました。よろしければ御覧ください。

https://connect.garmin.com/modern/activity/4034845283/share/0?lang=ja

ここ数年、山に登る時は独りで登ることが多いけど、今回恩師と登れて本当に楽しかったです。

来年は同じ道場の先輩も誘って3人で登ろうと思う♪

最後までご覧いただきありがとうございました!

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カテゴリー: 登山

作成者: camp-touring@administrator

バイクに乗ったりテント積んでぷらっとキャンプに行ってます。このサイトでは、オススメのキャンプ道具~仕事について~バイクのこと記事にしていきます。

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